よせなべ

プログラミングを入れた鍋にガジェットやゲームなど様々な材料を入れて煮込みます。

機械学習コトハジメに参加させていただきました

機械学習について学ぶべく株式会社エムティーアイ主催の機械学習コトハジメに参加させていただきました。
https://78b88514d287ef16c8a41cdbf4.doorkeeper.jp/events/4388778b88514d287ef16c8a41cdbf4.doorkeeper.jp
こうしたイベントの内容ってどこまでブログに書いていいのでしょうか?
初めてなのでわかりませんが、なんとなくで書いていきます。
問題があれば知らせてください!

発表詳細

  1. ソフトウェアエンジニアのための「機械学習理論」入門
  2. WebエンジニアがTensorFlowで機械学習に入門しながら顔識別アプリを作ってみた
  3. われわれのコトハジメ

ソフトウェアエンジニアのための「機械学習理論」入門

登壇者:レッドハット株式会社 中井悦司 さん
E. Nakai (@enakai00) | Twitter
発表資料

www.slideshare.net

内容

最初に話に上がったのがDQN(Deep Q-Network)について。
DQNは先日AlphaGoで話題となったDeepMindが開発した人工知能です。
これを利用した、ゲーム画面を学習させて良いスコア出すものがあるようです。
紹介されていた動画

Deep Q network learning to play Enduro
自分が数年前にこんなことできないかなー、とか妄想していたことがほぼ実現されつつあるようで驚愕です。
そんなことはさておき、本題の話。
中井さんの発表では主に、問題のある機械学習の例と過学習(オーバーフィッティング)についてでした。
おおまかにまとめると、

  • 機械学習では分析するためのデータやアルゴリズムの選択を正しく判断することが必要
  • パラメータはただ多く設定するだけでは過学習となってしまうことがある。
  • クロスバリデーションをして学習・検証を繰り返しパラメータの数を判断することが大切。

という感じでした。(間違っていたらすいません)
機械学習も万能ではないですし、いろいろ人間が判断しないといけないことが多いようですね。
機械学習を行う際に、全てのデータを学習に使うのではなくテスト用のデータを残していて学習させたあとにテスト用のデータを用いて過学習を検出するというのは、機械学習を勉強する上でとても役に立ちそうです。

その他発表で紹介されていたものなど

発表内容に関連した記事
enakai00.hatenablog.com
発表で使われていたもののソースコードなど
github.com
中井さん著作機械学習理論の入門書
http://www.amazon.co.jp/dp/4774176982www.amazon.co.jp

WebエンジニアがTensorFlowで機械学習に入門しながら顔識別アプリを作ってみた

登壇者:すぎゃーん さん
すぎゃーん💯 (@sugyan) | Twitter
発表資料
speakerdeck.com

内容

すぎゃーんさんは機械学習を半年程前からやっているようで、まずMNISTというものから始めたそうです。
MNISTはTensorFlowのチュートリアルで紹介されているもので、Hello, World!みたいなもののよう。
しかし、チュートリアルをやったがイメージがわかなかった。
そこでWebのインターフェースを可視化できるようにしたそうです。
それがこちら。
MNIST
MNISTが手軽に体験できます。やっぱりエンジニアってすごい。
その後、CIFAR-10というものを使いアイドルの顔識別をできるものを作った。
それがblogで公開されています。
webアプリにして公開してるようなので試してみてはいかがでしょうか。
d.hatena.ne.jp
すごいのは、なんといっても大量のデータセットを一人で作ったそうで、好きの力は絶大ですね。
初期段階では75%の正答率だったそうですがこれは高い方なのか低い方なのかどちらでしょう。
DCGANを使ってアイドルの顔生成もやったそうです。(結果は発表資料を参照してください)
崩れてるのが多いですが2・3枚良いのができています。
いまはこんな事もできるんですねー。

すぎゃーんさんは機械学習についてあまり知らないそうですが、それでも調べながらやればなんとかなるとおっしゃっていました。
チュートリアルを和訳したものとかもあるようなので学ぶには意外と敷居が低いみたいです。

われわれのコトハジメ

登壇者:株式会社エムティーアイ(主催) 平野祐一 さん

内容

株式会社エムティーアイでは現在機械学習で写真から写っている人物のホスト度やジャニーズ度などを出すことに取り組んでいるそうです。
そのうち公開されるようなので楽しみです。なんかちょっとしょうもないけど遊び心のあるものにそそられるんですよね。

それはそうと、このイベントの第2回も予定しているそうです。
是非参加したいですね。

感想とか

私は機械学習の知識がほぼ無いのですが、気になっていても何ができるのかよく分からない人向けときき参加しましたが、大変勉強になる内容でした。
これからTensorFlowなどを使って機械学習に取り組んで行きたいと思っています。

その他

先ほどツイッターで主催者の金森政雄さんが第2回の開催時期をツイートしていました。


われわれのコトハジメで紹介されていたものは漢の顔学習というそうですね。
次回のイベント期待しています!