Linux(Ubuntuベース) の 省電力設定 with PowerTOP
経緯
現在使っているノートパソコンにはZorin_OSという、 Ubuntuベースのディストリビューションを入れていますが、 ノートパソコンが安物でバッテリ持ちが悪いことが気になってました。
どうにか簡単に省電力の設定ができないか探して、 PowerTOPを使う方法で満足できましたので紹介します。
環境
- Zorin_OS 12 Core
- Linux 4.4.0-59-generic x86_64
- PowerTOP version v2.8
インストール
sudo apt install powertop
さくっとインストールします。
使い方
手動
まずは手動での操作を紹介します。
sudo powertop
このコマンドで起動できます。
ハードウェアの設定を変えるためRoot権限が必要です。
終了はEscキーです。
Overview
起動すると下の画像のような表示になります。
赤線の部分に現在の消費電力が出ます。
上部に Overview, Idel stats, Frequency stats, Device stats, Tunables のタブがあり、
Tabキーで移動することができます。
Tunables
Tunablesタブで省電力設定ができます。
左側に状態が表示されていて、
上下キーで選択したものをEnterキーで決定すると、
状態が反転し省電力設定のON/OFFが変えられます。
自動
オプションの --auto-tune を使うと、 すべての設定をBadからGoodに変えることができます。
sudo powertop --auto-tune
自動起動
設定は再起動すると元に戻ってしまうので、
起動時に自動で実行できるようにします。
自動起動するために /etc/rc.local に自動起動したいスクリプトを、
sudo "/home/<user-name>/startup.sh"
という感じで、exit 0 の前に記述します。
startup.sh は
#!bin/bash powertop --auto-tune exit 0
とすることで、自動ですべての省電力設定をONにすることができます。
しかし、OFFにしたい設定もあると思います。(私は、ワイヤレスマウスの自動サスペンドを切りたかったので)
TunablesタブでOFFにしたい設定を探しGoodからBadに変更すると、 上部にそのコマンドが表示されますので、 そのコマンドをコピーして startup.sh に書いておくことで、 設定をOFFにすることができます。
#!bin/bash powertop --auto-tune echo 'on' > '/sys/bus/usb/devices/2-2/power/control'; exit 0